Matsushima Hakkei
松島八景
[Жанр] | Сокёку |
[Школа] | Yamada Ryū - 山田 |
[Сочиненная] | Yamase Shōin I - Сямисен |
Поэма :
うみやまも、たりととのへる日の本の、 よもの国には昔より、 おとに聞えしなどころも、あまたあれどもあづまぢの、 道の奥なる松島の、つきゆきはなのながめには、 空ものどかにうらうらと、霞が浦にたち渡る、 えのあがたなるさくらばな、いろかもふかしふかみどり、 小島の松の夕日かげ、よる白浪に照りそひて、 つき松島にくまもなく、さしつる影のさやかにて、 あな、いひしらぬながめやと、見るほどもなくやまでらの、 あかつきつぐる鐘の音、つくづく聞けばいとどしく、 あはれぞまさるうば玉の、くらき夜もまたちひろある、 竹のうらわに降る雨を、起きふし聞くも静かにて、 |